スマホ版ドラクエに思うこと

  1. 操作しにくい

 始めてみてまず違和感となるのは上下左右の移動。城を出て下を押したつもりが右キーを押してしまったり、街に入りたいのに横にずれてしまって挙句の果てに敵とエンカウント、HPギリギリなのに…。なんてことに不快感となってしまっている件。そもそもスマホのこのキー入力の画面というのは前々から難が指摘されていたもので仕方ないのもある。だけれどもよくよく設定を見ると十字キーの大きさを変えるだとか、ボタン配置を左側右側に変更するという機能はあったりする。もちろん入力の難は良いというところまで改善されないものの、固定化していないところに開発者の四苦八苦の後が伺える。ふと思ったのだけれど、現在主流となっているコンシューマ機のコントローラで左手十字キー、右手ボタンという配置自体最初から受け入れられるものではなかったように思う。今でこそ違和感なしにマリオを操作できるが、当初はダッシュ(ボタン押しながら左右キー)やダッシュジャンプ(ボタン押しながら左右キー、さらにボタン押し)などという操作すら非常に高度に思えたものだった。さらに入力画面を用意してユーザーの好みを選択できるよう(コンシューマ機だとこれは物理的にできない)にしてやることと、あとは慣れ次第だろうとかんがえる。
蛇足ながらFC版DQ1は階段を昇り降りするのも選択肢があって、話しかけるのも方向を選択させるというものがあった。

  1. 音楽

 それほど聞き入っていたわけではないけれども、レベルアップの音なんかは達成感と心地よさが素晴らしい。敵に会ったときのドキドキ感を演出する音も焦燥感をユーザーに与えている。今更ながら実に良いと思う。

  1. 何が良いか

 いわゆる呼び水としてはこれからの展開を考えると大当たりだと思う。過去の大作であるDQ1は今更と思えるものの実際のところもう数十年前の作品であるが、実際プレイしたことのあるのは3以降だとか7以降だとかで1を初めからやってみようとは普通思わない。しかしスマホといういつでも短時間使えるというハードウェア上ではガラリと事情が変わってくる。駅の待ち時間、電車車内、外食での待ち時間、お昼休み、社会には短時間の”間”があふれている。今まではただの何もしない”間”であったものを利用することでユーザーの実時間を消費することなくゲームを遊んでもらえるという新たな土台が出来上がった。
 我々の世代でドラゴンクエストを知らない人はほぼいない。不朽の名作であることもさることながら、共通の話題として絶大な威力がある。その証拠に自分の周りではこの話題があちこちで聞こえてくる。いわゆる口コミとして効果はバツグンだ!
 自分はまだこの1をクリアしていないが、2が公開されたら購入するつもりでいる。そして周りに吹聴する予定だ。
 妙に長くて整理されていない文章になってしまったがそれだけハマっているということが伝わるとおも。